2023.12.28
新春浮世絵版画展「広重-東海道五十三次の風景-」
1月3日からオープン 新居関所 新春浮世絵版画展
湖西市の新居関所では、新春浮世絵版画展「広重-東海道五三次の風景-」を開催します。関所史料館で所蔵する貴重な歌川広重の浮世絵「狂歌入東海道」と「竪絵東海道」を特別展示します。
「狂歌入東海道五十三次」 歌川広重は、有名な「保永堂版東海道五十三次」ばかりでなく、20種類ほどの様々な東海道の浮世絵をかいており、中でも当時大流行した「狂歌」(洒落や風刺を詠んだ短歌風の歌)を入れたものを「狂歌入東海道」と言います。美しい浮世絵を見ながら、当時の宿場の様子のほか、江戸っ子の洒落や心意気などを感じることができます。
「竪絵東海道」 広重が晩年に描いたとされる「五十三次名所図会」は、縦版の東海道の浮世絵で「竪絵(たてえ)東海道」とも言われています。縦版の風景画は代表的な「名所江戸百景」など広重が確立したとされ、この作品でもより俯瞰的な宿場などの風景が描かれています。海外の愛好家までも魅了した、広重の美しい色彩や構図の巧みさを感じてみてください。
新居関所では、江戸時代当時の正月飾りを再現し、皆様をお待ちしています。
新春浮世絵版画展「広重-東海道五三次の風景-」
〇開催期間 1月3日(水曜日)~2月25日(日曜日) 9時から16時30分
※月曜休館、 祝日(1月8日、2月12日)は開館
〇問合せ 新居関所史料館 ℡053-594-3615