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歴史文化施設

女河八幡宮

湖西市新所に鎮座する女河八幡宮は、品陀和気命を中座に比売大神、息長帯姫命の三座が祀られています。社伝によれば、斎明天皇元年(655)の鎮座とされていますが、明和元年(1764)社殿が炎上したときに旧記その他を失い、その由来は詳細にわからないといいます。社殿は権現造りの本殿、破風造りの雨覆、幣殿、入母屋造りの拝殿から構成されています。建物はいずれも弘化三年(1864)に再建されたものです。本殿の背後に24社の境内社がありますが、これらはいずれも村内各所に奉祀されていたものを、明治七年にこの場所に集められたものです。
湖西市に数ある神社の中で、女河八幡宮ほど特殊な神事が多く残り、また、これに奉仕する宮座のかたちが比較的残されている神社は珍しいです。

女河八幡宮例大祭神事

女河八幡宮例大祭は、県指定無形民俗文化財(※)に指定されており、毎年、10月第2土・日曜日に行われます。(流鏑馬神事は日曜日に実施)
秋の収穫感謝をあらわす特徴ある神事が行われます。「巫女卜(みこのうら)」「十列児(じゅうれんじ)」「流鏑馬」などは、奈良の春日大社・春日若宮おん祭りの風流行列に同様の行事があり、近畿地方の影響が認められるといいます。

※平成24年3月30日指定

所在地
所在地
湖西市新所1
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